専門情報

公認会計士・監査審査会の3大監査法人の業務改善状況に関する検査結果の発表を受けて

掲載日
2007年07月02日
 平成19年6月29日付けで、公認会計士・監査審査会から、3大監査法人の業務改善状況に関する検査結果が発表されました。
 今回の検査は、同審査会が平成17年10月から平成18年6月までの間に実施した検査結果に基づき、金融庁長官が各監査法人に対し業務改善指示した事項について、改善状況を検査したものです。その結果は、各法人とも組織的に改善策の実施に取り組んでいるものと認められるとされている一方、主に改善の進捗管理、運用面において不十分な点がみられるため、検査において指摘したとされています。
 各法人とも、このような指摘について、検査結果の通知を待つことなく自主的に改善の徹底に取り組んでいるとされています。協会は、今後とも品質管理レビューを通じて改善状況を見守るとともに、今回の指摘事項を糧として、3大監査法人が我が国の監査業務のメインプレーヤーとして、より一層の監査の品質の向上を図ることを期待しているところです。
 
平成19年7月2日
日本公認会計士協会
会長 藤 沼 亜 起
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