IFRSに関するお知らせ
IASBが、「概念フレームワーク」のディスカッション・ペーパーを公表
- [掲載日]
- 2013年07月19日
委員会報告等の詳細な内容をご覧になるには、日本公認会計士協会著作権規約をお読みいただき、当規約にご同意いただく必要があります。
日本公認会計士協会がウェブサイト上で公表する委員会の報告書や実務指針、通達(審理情報、審理通達等)をはじめ、研究報告、研究資料、リサーチ・センター審理ニュース等の公表物の著作権は、日本公認会計士協会に帰属します。
これらの公表物の全部又は一部について、事前に文書によって日本公認会計士協会から許諾を得ることなく、協会編集以外の印刷物、協会主催以外の研修会資料、電子的媒体、その他いかなる手段による場合においても、複製、転載、頒布等を禁じます。
無断で使用した場合は、然るべき法的対応を取ることがありますので、ご注意ください。
国際会計基準審議会(IASB)は、2013年7月18日に、一般のコメントを募集するため、IASBの「財務報告に関する概念フレームワーク」に対して、可能な変更を探究したディスカッション・ペーパーを公表しました。ディスカッション・ペーパーは、改訂版「概念フレームワーク」の公表に向けた最初のステップとなります。
「概念フレームワーク」は、財務諸表の作成及び表示の基礎となる概念を示しています。「概念フレームワーク」は、IASBのために、IFRSの開発や改訂を行う際に使用する原則を特定しています。
既存の「概念フレームワーク」は、IASBが、財務報告を改善する高品質なIFRSを開発することを可能にしました。しかしながら、既存の「概念フレームワーク」は、幾つかの重要な領域をカバーしておらず、幾つかのガイダンスの更新が必要とされています。
2011年に、IASBは、アジェンダの優先順位の識別に役立つように、広範な公開協議を実施しました。当該協議の回答者の多くは、「概念フレームワーク」の作業の優先順位を高く識別しました。
本ディスカッション・ペーパーは、改訂版「概念フレームワーク」の公開草案の開発にあたって、IASBが検討する重要な問題に対して、最初の見解及びコメントを得られるように策定されています。問題には下記を含みます:
・資産及び負債の定義
・認識及び認識の中止
・資本と負債の区別
・測定
・表示及び開示
・その他の包括利益(OCI)
本公開草案に対するコメントは2014年1月14日まで募集されます。
詳細は、IASB及びASBJのウェブサイトをご参照ください。